お客様よりご注文頂きましたクラシックギター、ASTURIAS(アストリアスギター) RENAISSANCE/C(ルネッサンス/杉)をご紹介させて頂きます。
「ルネッサンス」はアストリアスが長い時間と熟練した手腕を惜しみなく投入したフラッグシップモデルです。
ドイツ松、又は米杉の表面板が出ており、今回ご紹介するこちらのモデルは米杉となります。
スペイン式製法を採用。ネックブロックを中心に側板・表裏板を組み上げる伝統的な手工製法により、ボディからヘッド頂点に至るまでのギター全体が弦と共に振動し、豊かな響きを産み出します。そして塗装は表面板がセラックニス仕上げ、 横・裏板がウレタン仕上げです。
表面板には選別された上質の米杉材を使用。この材は長い年月にわたって十分にシーズニングされたアストリアスならではの「技」というべき素材です。
ネックには屋外・屋内での過酷なシーズニングを経たマホガニー材、指板には本黒檀を使用。フレットの仕上げもとても丁寧です。
「いつまでもまっすぐな指板を保つ」と記載されていますが、もちろん取り扱う上では湿度管理は重要です。
今回はドイツ松と米杉の2機種を選定・弾き比べをし、米杉をお買い上げ頂きました。
言葉で表すのは難しいですが、こちらの米杉の方は音に丸みがあり、個体なのか「豊潤な音色」と感じました。
今後もアフターフォローを行うため、お客様には定期的なお持ち込みをお願いし、こちらでコンディションチェックを行いながら、メーカーと協力してサポートして参ります。
この度はお買い上げ頂き、誠にありがとうございました。